医療ソーシャルワーカーやってます
私は在宅介護分野で約5年、医療分野に転職して1年くらいの社会福祉士です。
社会福祉士は何かというと、簡単に言うと相談援助の専門職です。
簡単に言えば、困った時の相談相手・・・でしょうか。
ソーシャルワーカーとも呼ばれてます。
例えばですが、
家族が急に入院してしまったけど生活のことが心配、
おじいちゃん、おばあちゃんが最近おかしい、認知症かも?
子供が最近学校へ行かなくなっちゃった、
とかね。ほんの一例。
そういう時に相談に乗るのが社会福祉士のお仕事です。
社会福祉士は国家資格で、福祉関係のいろんな制度に精通しています。でも、福祉制度だけで解決できる相談ばかりではありません。そういうときはいろんな分野の人たちと力を合わせて解決していきます。正直、社会福祉士だけで解決できることなんてあんまり無いです(笑)
それから、社会福祉士はいろんなところにいます。
役所や高齢者施設、児童や母子支援、司法関係、教育関係、医療関係、ほかにもいろいろ。
私は病院で働く、医療ソーシャルワーカーです。
入院と退院の支援がお仕事です。
病気やケガして入院しなきゃいけなくなった時、入院は結構あっさり決まります。救急車で運ばれた病院へそのまま入院することが多いですからね。
でも、昨今の一般病院はそんなに長く入院できません。退院して元の生活に戻れるかどうかもわからないうちから退院の話をされるわけです。
さあ、どうしましょう??
というときに医療ソーシャルワーカーが退院のお手伝いをします。
高齢者なら介護保険の申請や退院後にヘルパーさんに来てもらえるよう調整したり、施設へ入れるよう調整したり。若い人なら・・・例えば子供なら親が世話をするし、自宅で療養することが難しくないこともありますが、高齢者はまっすぐ自宅へ戻れない人も少なくありません。
じゃあ自宅へ帰れないときは?
例えば、治療を行った病院からリハビリ病院へ転院したりします。リハビリ病院の医療ソーシャルワーカーはスムーズに転院出来るように入院支援を行います。
転院先病院の医療ソーシャルワーカーは日程を決めるだけではなく、受け入れ可能な患者かどうか医師と相談したり、ベッドの空き状況を調整したり。実際に転院するまで病院や家族間とのやり取りを担う重要な役割です。
そんな入院、退院支援を通して、いろんなケースに遭遇し、いろんな患者や家族に出会います。仕事を通して感じたこと、思うことをブログに書いていけたらなあと思っています。
どうぞよろしくお願いします。